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三島馬鈴薯 宮澤農園(三島市)

宮澤農園取材vol.1
土がじゃがいもみたいにホックホク?

宮澤農園(三島市)

2014年3月28日〜6月26日

宮澤農園取材vol.1

箱根西麓の畑にて / 2014年3月

三島市の北端、箱根西麓に広がる畑。まだ寒さが残る3月、宮澤農園の主・宮澤さんに会いに行った。畑の土を一握り手に取ると、ふわりと柔らかく、香りがした。「この土が全部なんですよ」と宮澤さんは言った。

三島馬鈴薯のおいしさの秘密は、この火山灰土壌にある。富士山から流れ出た溶岩が長い年月をかけて風化し、水はけがよく、ミネラルを豊富に含む独特の土壌を作り上げた。この土が、他の産地には出せないホクホク感と甘みを生み出す。

6月、収穫の季節が来た。土を掘ると、ぼこりと転がり出るじゃがいも。大きさは不揃いだが、それが自然のあかしだと宮澤さんは笑う。「揃えようとしたら薬に頼るしかない。うちはそうしたくない」。

収穫したての三島馬鈴薯を、畑の端でそのまま蒸して食べさせてもらった。バターも塩もいらない。土の味がした。いや、土がじゃがいもになった味がした、というべきか。

三島馬鈴薯の出回る期間は短い。6月中旬から7月末にかけて、市内の直売所やスーパーに並ぶ。見かけたらぜひ一度、手に取ってほしい。その重さが、宮澤さんたちの1年分の仕事だから。

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